木曜日, 10月 19, 2006

技術のSONYは大きな誤解

 SONYネタばかりで飽き飽きしている諸兄も多いのではないかと思うが、私はちっとも気にしていないのである。世間(マスコミだけかもしれないが?)では、良く技術のSONYと言う言葉を聞くが果たして多く聞くことと実体とに何か関係があるのだろうか。少なくとも私はSONYに技術力があると思ったことは一度もない。もちろんメーカー保証が切れたとたんに壊れると言うのが技術によるのだとすれば大したものだが、褒められた技術ではないだろう。

 さてここ最近はバッテリーだけではなく、PS3用にBDの生産が間に合わないとか、記録型のBD録画機能が松下の半分の性能しかないとか、誰もが分かる形で技術力がないことが明らかになったのは消費者にとっては良かったのではないだろうか。SONYがこうなった原因をカンパニー製の導入等に求める意見も見られるが、何のことはない最初から大した技術など無かっただけなのだ。前にも例に出したかもしれないが、Walkmanが全盛期だった時期に”さすがSONY製、こんなに多くのネジを使っている”と言われて思わず冷や汗が出たと言うのがあった。実はネジを使えば使うほどヘボな設計であると言うのが技術者の常識なのだ。つまり少なくともWalkman全盛時代でさえ技術力(製産のと但し書きは付くが)がなかった訳だ。

結論:SONYの商品は一見技術力があるように見えるが、実は単純に趣味製の高い(作っている人の自己満足とも言える)ものを作ってきただけだったのだ。趣味ならばどんなにこだわったものを創ろうが許されるが他人に押しつけてはいけないことが解っていないのだ。またしても"mylo"などという何をしたいのかがSONY自身にも分かっていない商品を発売するようだが、そんな暇があったらまじめにBDにでも注力した方が良いのじゃないだろうか。

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