金曜日, 10月 27, 2006

ゆとり教育のしわ寄せ

 全国の公立高校で必修である世界史を受験対策のために外して時間繰りをしていた実体が明らかになった。そもそもセンター試験で必修となっていない教科を必修にしていることが問題の根源にあるのに、それを放っておいたから今回のような事態が表に出てきたのだ。必修ならセンター試験でも理系・文系を問わず試験科目(必修)にしておけばこういうことは起きなかった。

 それと、責任を取らされる形で首をやんわりと切られたバカのせいで授業時間そのものを減らしたことがおおもとにあるのは明らかだ。ゆとり教育が可能なのは、本人の希望による選択制だけである。全国一律に決められた教育課程で授業時間を決めることに無理がある。こう言う悪平等(教師が楽をしたいだけの制度だろう)をなくさないで、ゆとり教育に移ったからこんなことになってしまったのである。

結論:進学校(或いは目指すところ)には、そんなゆとりはないのである。

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