火曜日, 10月 31, 2006

日本の自虐史観はアメリカ史観に過ぎない

 よく日本の歴史教育の話になると自虐史観と言う話が出てくる。持ち出す連中がサヨクなので中国や朝鮮の史観のように思われがちだが、あれはアメリカの史観であって朝鮮や中国の史観ではない。その辺りがサヨクの節操のないところなのだが...

 要するに歴史には一つの真実などはないのにあるという間違った前提によって教育をしようとしていることが問題なのだ。それならば真実(真実とは事実に気持ちが入っているので事実とは違う場合が往々にある)など教えずに、事実(起ったことだけ)だけを教え、理由など詮索しないに限る。しかしこれでは何の教育にもならないから、それぞれの立場(通常は自国の立場だけで良いはずだが)の視点を並列するしか方法はない。じゃあ具体的にはどうすればいいのだろう。

コロンブスとアメリカ
ヨーロッパ人の視点:コロンブスがアメリカ大陸を発見した
先住民の視点:ヨーロッパ人が侵略してきた
事実:インドだと持った陸地にたどり着いた
先住民の虐殺
先住民の視点:99.94%の人がヨーロッパ人に結果虐殺された
ヨーロッパ人の視点:キリスト教に改宗しない連中は人間じゃないから殺人ではない
事実:持ち込まれた病原体による病気と虐殺で殆どの先住民が死んだ
秀吉の朝鮮出兵
朝鮮の視点:秀吉が朝鮮を征伐に来た
秀吉の視点:明やインドを統一するために大陸に軍隊を送った(朝鮮は通り道に過ぎない)
事実:明への侵攻が朝鮮での抵抗で失敗に終わった

結論:真実を教えるならば必ず、それを真実だとしている理由を書かなければいけないのである。皆真実を事実の偉いものだと誤解しているようである。真実とは勝てば官軍のことなんだよ。

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