1GHzのチップなどNexus Oneにも搭載されているので見落とされがちだが、一番重要な点は、iPadに載せられたCPUは既製のAtomやARMのチップではなくApple製のカスタムチップだった事である。このチップがiPhone 4Gに載せられてくるのは間違いないが、そうなれば飛躍的な速度と持続時間を手に入れるだろう。
かつてAppleはMotorolaのチップ(頓挫した8800シリーズ)に我慢できず自らQuadCoreチップを作ろうと無謀な計画を立てて失敗した(Jaguar)が、今回はP.A.Semiという有望なパートナーを加える(買収)ことで自らのチップを手に入れたのである。PS3のcellとは違いiPadがコケたとしても年間数千万のチップが必要になるiPhoneやtouchが控えているのだ。
結論:Apple A4がテストチップではなく量産モデルで登場したと言う事は、既に多くのチップが準備されている事を意味する。一番重要なCPUとOSを自社で確保できると言う事は他のPCメーカーには真似の出来ない大きな切り札なのである。
木曜日, 1月 28, 2010
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1 件のコメント:
コメントを頂きありがとうございます。
Jobsが目指しているのは本当のパーソナルコンピュータ(Dynabook。アラン・ケイの方で東芝製のではありません)。
DynabookとはGUIを搭載したA4サイズの片手で持てるようなコンピュータ。子供に与えても問題のない低価格なもの。文字の他に映像、音声も扱う事が出来る。
これが、可能になるのに30年以上を要したのですが、iPadは最初の本物のDynabookと呼べるかも知れません。
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