水曜日, 1月 13, 2010

韓国の対日赤字が250億ドルもある理由

 赤字国債が原因で日本が破綻すると言い張る人は聞く耳を持たないかも知れないが、日本のGDPがどうであろうと、日本企業が衰退している事実はどこにもない。製造業が滅んだと言われる欧米諸国で製造を請け負っている企業の中に占める日本企業の割合は日本人が思っている以上に多いのだ。アメリカの全雇用のうち10%は日本企業で、輸出総額の11%を占めている。アメリカからの輸出車を最も多く出しているのはトヨタとホンダだと言う。
 
 家電と言えばSamsungやLGが日本企業を破ったと言われているが完成品は韓国製かも知れないが中で使われている部品(資本財)の製造国は未だに日本で、その部品に頼っている韓国は何時までたっても対日赤字が減らすことができないのである(完成品が日本では売れないのも原因だが)。世界の資本財の80%を製造している日本の経済がストップすれば世界中の製造業が破綻するのは子供にもわかる歴然とした事実なのである。
 
 それを知っているのか知らないのかは不明だが、日本のエコノミストは世界における日本の実力を過小評価し、日本は既に死んでいると騒ぎ、その原因は財政が赤字(政府が金の使い方を知らないだけじゃないか)だからと言われたのでは笑いが止まらないのだ。例え架空の数字であろうと中国が日本のGDPを越えたと持ち上げる暇があったら戦時体制と変わらない閉鎖社会の中でぬくぬくと死につつある自分たちの改革を進めるべきだと思うのだ。

結論:日本の家電を追い落とした企業がいくつもあるはずの韓国が、何時までたってもIMF管理になってもおかしくない原因は資本財を日本から輸入しなければならない脆弱な製造業しかないからなのである。これは中国だって同じ話なのだ。

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