金曜日, 1月 15, 2010

IT業界で儲かったのは

 Appleは、使わなくてもネットブックのメジャーCPUであるAtomが売上を伸ばしたのか、Intelが5四半期振りに増収増益を記録した。ネットブックしか売り物の無かったPCメーカーは青息吐息なのにIntelは前期比9.7倍の純利益。チップセットで売っているのだからボロ儲けだろう。
 
 昨日の話しではないが、資本財を押えたものは強いと言う見本だが、ネットブックというヒット商品の恩恵を受けたのはPCメーカーではなくチップメーカーだったのだことで証明されたのである。モンキーダンスのおっさん(バルマーとも言うらしい)が、Windows 7は、Vistaの倍も売れていると騒ごうがもともとパッケージを買うユーザの少ないPCの世界の話。SnowLeopardとは違いPCの売上を押上げるメインストリームにはならなかったのだ。
 
 PC用ではIntelのチップを使っているAppleだが、取りあえずMac以外のデバイスから自社チップに切り替えそうだし、何れは”Intel入ってない!”になるのは間違いないだろう。

結論:自社独自を武器にしたいなら、どうでも良いオプションのハードウェアではなく、メインチップとOSを押える以外に手はないのである。

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