月曜日, 1月 04, 2010

ノー科学を科学する

 今度の敵は茂木さんか?と突っ込まれそうだが、大分前からそうである。テレビに出てきて根拠の無い話を吹くのはプロパガンダと理解している人以外にそう言う嘘を付くのは犯罪。と言う訳で今回はノー科学にケチを付けてみたいと思うのである。

アハ体験:あー、そうだったのかと膝を打つのが、Aha! experienceだったのに、そうなると脳が活性化する(脳内麻薬のエンドルフィンが出る)→頭が良くなると飛躍させのがアハ体験。良い大人が、人に言われてあー、そうだったのかと合点がいく事が多いと言うのは相当バカの印なのに...言われたあとに気付くのは頭が良くなったのではなく認知されただけなのに...頭が良くなると言うのは認知力ではなく理解力の向上なのに...自己啓発の変形(バカだった自分を肯定できる理論だから)だな、これは。
脳内ホルモンと性格:脳内のホルモン(内分泌)で性格が違ってくると言うのはある程度納得がいく(血液型よりは科学的。まあ、血液中にもホルモンは含まれるが)。麻薬によって独特の性格変異が起こるのと同じ機序と考えれば(恐らくその辺りが、こう言う理論の着眼点)、かなり信憑性があるように思える。脳を司るのは電気系(神経)と内分泌系(化学物質)に大きく分れ、電気系は主に情報処理、内分泌系は感情。頭が良いか(処理スピードの速さ)どうかは電気系の問題で、性格が悪いかどうかは内分泌系の問題なのであるなんて、言い切ったらトンデモだと思われるのだろうな。それでも、Aha!よりはまともだと思うが。
ミラーニューロン:人間や猿など人の真似をする動物にあると言われている模倣ニューロン。まだ、存在は確認されていない(というか単独のニューロンではなくネットワークじゃないかと最近は考えられているようだ)ので仮説に過ぎないのに、茂木さんはあると言う前提に立って、それを自己流に拡張(人を共認させることだが、龍馬は相手の心に自分の考えをドラッグ&ドロップさせる事が出来たと主張)させるなどして、ミラーニューロンを間違ったものにしてしまった。共認(付和雷同の事?)は、普通の現象だがそれを起こさせるニューロン(神経細胞)があって、それがテレパシーみたいに相手の心に働き掛けるなんて、洗脳の専門化の苫米地さんに言ったら笑われるだけなのである。こんな話に納得するのはミラーニューロンのせいではなくバカなだけだと思うのだ。

結論:新型インフルエンザ、タミフル、新型ワクチンって、そんなものにみんな踊らされるのだから、もしかしたらミラーニューロンの力?いいえ、考えないバカが増えただけの話なのである。勿論私の主張にも科学的な根拠などないので信じてはいけないのだが。

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