水曜日, 1月 20, 2010

ワクチンなんていらないのに

 若年層に免疫が無かったために一時的に大流行になった新型インフルエンザ。新しいインフルエンザが広まると従来までの季節性インフルエンザは陰を潜めると言う理屈通りに、本来被害が拡大する筈の冬場になってインフルエンザ患者は激減した。資金にものを言わせて買い占めるのはやめてくれと言うWHOの勧告(そもそも、金のない国には買えないので金に糸目を付けない国など日本位しかないのだが)も無視して緊急輸入をかけた厚労省。ワクチンの増産が可能になる時期にまさかインフルエンザが収束するなどとは思ってもいなかったのだろう(まともに考えれば、そうなると思うのけど)が、私の予測通りの結果になってしまった。輸入分と国内産の在庫を合わせればその数は約1億人分。他の病気には一切役に立たないのだから呆れたものである。
 
 厚労省は違約金を払ってでも不要分を解約しようとしている(要は責任回避)ようだが、どうせ全てを解約できないのだから、余剰分は注射器とセットにして必要な国に分けてあげれば良いのではないだろうか(お金はないが必要な国はあるはずだ)。国内の死者数は眼中に置かずに、いつ強毒化するか分からないからと推し進めた輸入措置。冷静に考えれば変異したインフルエンザに、変異前のワクチンが効く保証などどこにもないのに(そもそもワクチンは効果が無いと言うのが半常識)...
 
 新型インフルエンザに駆逐されたため、例年と比較してインフルエンザでの死者が激減しているらしいが、今回の騒動で良かった事は政府のリスク・マネジメントはなっていない事が明らかになった事と、死者が減ったことの二点。民主党に変わって良かったのは、インフルエンザ問題でカス添えの顔を見なくて済むようになったこと位である。
 
 いくらでも手に入るのだから、こう言う時にマスクを買いだめするのがリスク・マネジメントの基本。事が起こってから騒ぐのではリスク対応にはなっていないのだ。
 
結論:それにしてもあの馬鹿騒ぎはなんだったのだろう。少しはみんな懲りたかな?まあ無理だな。

2 件のコメント:

4 さんのコメント...

こりてないでしょう。
連日騒ぎ立てたマスコミどもはまるで俺たちは悪くなかったといわんばかり。
あ〜、おざわさんの報道もそうですが、同じ事をひたすら垂れ流しするのやめてくれなですかね。
・・・くれないでしょうね。

G4 Cube Everlasting さんのコメント...

 コメントを頂きありがとうございます。懲りるどころか自覚も無かったりして...

 みんなで渡れば怖くない何て言うのは自立していない証拠。まあ、独自に取材をしたために自殺と言うのも多いので仕方がないのでしょうが...