水曜日, 4月 18, 2007

英国の懐の深さ

 最近英国の暗躍でサウジが英国のエージェントとしてイランに働きかけ人質を解放すると言う事件があった。ここでは、覇権国家であるはずのアメリカの陰は全く姿を見せてはいない。アメリカがやったことはイランに空母と軍艦を派遣して威嚇しただけだ。あそこまで挑発されながら、交戦すると言うバカなことを行わなかったイランを後ろで操っているのは間違いなく英国(ロスチャイルド王国)である。911という事件を仕組んだのがイスラエルなら、国をあらぬ方向に持っていったのがネオコンと言われるユダヤロビー。のこのことアフガンやイラクにまで出かけていって体力(国力と武力)を消耗させたのが間抜けなアメリカなのである。

 揚げ句の果てに大戦後アメリカの口添えによって建国したサウジが今回の事件ではアメリカを無視して英国のエージェントとして立派な働きをしたのだ。第二次大戦で消耗し、中東にまで手が回らなくなった英国を尻目にイラク、イランと言った英国の統治領を掠めていったアメリカに対する仕返しは、アメリカ自ら泥沼に足を入れさせると言う英国の深謀遠慮のなせる技だったのだ。

 恐らく英国は再び日本と同盟を結び(アメリカも一口かませると思うが)、中東は言うに及ばず世界中の紛争地を手なずけて緩やかな植民地政策をとることになるだろう。

結論:懐が深いと言うよりも腸が黒いと言う事なのだが、アメリカみたいな単細胞が太刀打ちできる相手ではないのである。今迄は体力勝負の喧嘩が強い(武力が凄い)からまるで属国の様に振舞っていたが、体力が落ちてきたのでそろそろ本当の喧嘩というものを教えてやろうと手ぐすね引いているのである。

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