Jobsが療養のためAppleを離れると言う事が明らかになってから、Jobsはもう引退だとかAppleはこれで終わりだ(そこまでは言っていないか?)と言ったニュアンスの話が盛んになされている。その人達から見ればAppleはJobsそのものであり、Jobsが一から十まで全てを決定しオペレーションしていると言う誤解を持っているのは間違いない。そして、Appleの社員はJobsに従うだけの操り人形だと思っているのだろう。
はっきりしている事は、Jobsは別にワンマンではない。厳しいチェックを入れ妥協を許さないかもしれないが、聞く耳を全く持たない独裁者ではない。幹部社員と丁々発止の意見交換を行うかも知れないが、それはケンカではない。より良い商品を出すために真剣に意見を戦わせているだけなのだ。
Appleを追い出された頃のJobsと今のJobsは違う(違わなかったら復帰などしている筈もない)。この10年間毎日のようにディスカッションを繰返し、ビジョンの実現のために働いてきた幹部社員たちが木偶の坊の筈はない。
結論:JobsはAppleの表看板ではあるが絶対君主ではない。容赦の無い厳しい監督者かもしれないが、自分よりも能力のあるものを嫉むほど狭量な人間ではない。Appleがここまで強くなったのは能力のあるものを正当に評価する経営者がいたからだが、能力のない社員しかいなければJobsだってAppleをここ迄にする事は出来なかったのだ。今回の療養で騒ぐ連中はJobsを神(本物の)とでも考えているに違いない。神なら病気にはならないよ。
木曜日, 1月 22, 2009
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