火曜日, 1月 20, 2009

西川善文解任

 かんぽの宿一括売却で揺れる日本郵政の西川善文社長が次期株主総会で解任されることになりそうである。オリックスという筋に悪い(昔はそうでなかったのにいつの間にか悪魔に魂を売ってしまった)会社の系列に不当に安い価格で売却するのはおかしいと、鳩山邦夫が噛み付き売却が凍結されているが、それに対して反論している連中はそろいも揃って市場原理主義者と構造改革マンセイの方々ばかり。規制改革の議長の関連会社が落とすのは道義に反すると言うのが鳩山氏の反論の根拠だが、私がおかしいと思うのは、宮内氏が資金援助をした堀江、村上は全て経済事件で捕まっているのにスポンサーが、未だに何の責任も問われずにいることである。

 構造改革派の連中は、規制を撤廃すれば世の中は良くなると主張するが、ファンドの規制が無くなって堀江や村上が好き放題をし、派遣法が緩和され持て囃されたグッドウィルが残したのは禍根だけだったでは無いか。規制緩和とは言葉は綺麗だが、実際にやられたことはお金のためになることなら何でもやっても構わないと考えている連中に好き放題をさせただけだったのである。

結論:国際金融資本でも、国有資産である限りどうにも出来ない巨額の資金を持つゆうちょ。民営化と言うのは、株と言う紙切れでその所有権を魑魅魍魎でも手に入れられるようにすることである。そんないかがわしい組織の長になったと言うことは西川さんも十分いかがわしい人物だと言うことなのである。

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