最近アラフォー向けのCDが売れている。レコード会社(レコード会社って何時の話?歳がばれる)の枠を越えて各社の80年代のヒット曲をカップリングしたアルバムが売れて、新譜CDが売れないという。
iPod以外を必要としない私にとってケータイ・ミュージックなど眼中にはないが、青山テルマを見れば分かるように新譜は既にケータイのひとつダウンロードの方がCDメディアよりも大きな売上数量になっている。若者にとってCDは既に必要のないメディアになっている。彼らにとって音楽は単に消費の対象であってストックの対象ではなく、CDが売れないのは当たり前の話なのである。
ITSが日本で開始される前に日本で売れるのは古い曲だと2005年に書かせてもらったが、実際にスタートした直後に堂々の1位を付けたのは最新ヒット曲ではなく、松崎しげるの”愛のメモリー”だった。それどころか、ベストテンには尾崎紀世彦の”また逢う日まで”も、入っていた。まさに、私の予測通りCD以前の時代に大ヒットしたが、単独でCD化などされる事のない曲(廃盤?)に対する強いニーズが存在したのだ。
2005年当時、旧譜(未CD版、或いは絶版、廃盤)をネットで売れば、間違いなくニーズがあると(心の中で)騒いでいたが、実際にそうなった訳だ。パッケージ商品でなければ在庫は1個のデータを作るだけ。ITSに曲を載せるのにいくらコストが掛かるかは業界人ではないので知らないが、過去には名門で今はすっかり落ちぶれてしまったようなレーベルの過去の遺産は結構、宝の山に化けるのになと考えているのだが...
結論:歳をとれば取るほど昔の曲に強い愛着が生まれるが、ショップじゃ買い難い(恥ずかしい?)し、そもそも置いていない(絶版になっている)。アラフォーなどと名付けたら食い付いてきたのだから、ITSに対抗したいダウロードサイトは、廃盤だけを取り扱えば差別化出来るのである。
金曜日, 1月 23, 2009
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