iTunesのアイコンからCDが消え、DVDドライブを持たないMacBook Airのバリエーションが増えた。Airのリカバリ用メディアはUSBメモリ(容量8G)に代わったが、恐らくこれから登場するMacにはDVDではなくUSBが使われるだろう。消えてなくなると噂されていたiLife'11にはiDVDが残ったが、Airが切掛けとなってApple製品から順次DVDが駆逐されていくのは間違いないだろう。Blu-rayが載る日を心待ちにしている先見の明のない方々には残念な事かも知れないが、Blu-rayどころかHDDもMac Pro以外の全てのマシーンから無くなるのはそう遠い将来ではない。
モーターを使うストレージは端末の速度とバッテリーの電力を奪う諸悪の根源。マシーンの速度と言えばCPUのクロックスピードばかりに目が行ってしまうが、今回発表されたAirの11インチなどはクロックだけ見れば旧モデルよりも遅い(他社製だったら間違いなく糞になっている)が、HDDに比べ2〜4倍のアクセス速度を持つFlashメモリをストレージに使い、インスタント・オンが有効なため体感速度は恐らく旧モデルよりも速く感じられるだろう。
Jobsは、CPUのクロックスピード以上に速度低下の原因になっていたデバイスを取り除くことに成功した(初代のAirは時期尚早だったのだ)。Mac App Storeがスタートを切ることになりデータセンターを倍に拡張することも決まった(まだ、最初のセンターも本稼働ではないのに)。間違いなくMacも含めAppleのデバイスはクラウドを介してOTA(On the air)が当たり前になろうとしているこれからの時代。Blu-rayなど無用の長物なのである。
結論:OSを含めたコンテンツの巨大化で買い替え需要を生み出す戦略で伸びてきたMicrosoftがこの十年良いとこなしなのはレガシーなデバイスを必要としない時代を見据えた戦略を組み立てる先見性がなかったからなのだ。
水曜日, 10月 27, 2010
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