火曜日, 10月 12, 2010

Androidの問題点

 宗教とも言えるAndroidのオープンソース・マンセー主義(オープンソースプラットフォームは絶体善だと言う考え違い)に同調する輩が多いためかAndroid端末の普及は信じられない速度で広まっている。Googleは、諸手を上げて自分たちの戦略が正しかったことに喝采を上げているのだろうが、オープンソースプラットフォーム(性善説に立ってメーカーの好き勝手にさせ、自分たちも好き勝手にすること)が命取りの原因だと理解していないのは非常に残念なことである。
 
 今は、Androidの現状を知らない人達と、ただで手に入るOSでハードウェアを作る事しか考えていないメーカー、流行モノなら単純に持ち上げる(ITに疎いカスゴミは、国を問わず提灯記事しか書かない日経並に持ち上げている)マスメディアに煽られる形でAndroid陣営は盛り上がっているが、最初のAndroid端末を手にしたユーザ達の不幸には一切触れようとしない(htcのAndroid 1.5の端末なんてWindows mobile端末以上に糞だ)。
 
 KINなどというクズを出してしまったために更に評価を下げてしまったMicrosoft(いずれ無くなると思っている)だが、それでもメーカーの出荷する端末の仕様を厳密にコントロールしているは評価したい。何故ならAndroidとは違い、Windows Phone 7をOSに搭載した端末はどれも同じ基準を満たしている(出来の良し悪しは別の話だが)。自社製しかないiPhoneならば当たり前の話だが、Androidではあり得ない話しなのだ。
 
 Googleも薄々オープンソースプラットフォームで自由にさせることが混乱の原因と考え3.0以降は、メーカーによるUXの搭載を制限しようとしているが、そうなると好き勝手に出来るからAndroidは素晴らしいとしてきた自分たちのポリシーの間違いを認めざるを得なくなる。どちらに、転ぶのかは私の知ったことではないのが、このままの状態を続けAndroidが半数くらいのシェアとなった時自重に堪えきれず崩壊するのではないだろうか。

結論:Androidの急成長は、大日本帝国陸軍のようなものである。大本営(Google)の指示を関東軍(メーカー)が勝手に解釈して好きなように戦線を拡大しているから急成長しているように見えるが、兵站も考えずに戦域を拡大しすぎればいずれは自己破綻を来すだろう。複葉機(Android 1.5)とステルス戦闘機(Android 3.0)が同じ作戦を遂行するのは所詮無理な話なのである。ステルスで戦いたいなら複葉機はスクラップにしなければいけないのだ。

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