月曜日, 5月 25, 2009

押し紙とエコロジー

 遂に本格的にビジネス・モデルが崩壊し始めているようで朝日新聞がボーナスを40%カットする方針を固め、組合と協議を始めたそうだ。社長以下の役員はボーナスは「ゼロ」と言う事で、役員報酬も15%から45%の減額らしい。
 
 40%カットなどと言われると遂自分のボーナスの金額を想定してしまうためかわいそうになどと考え勝ちだが、支給されている本当の金額を知ったら貰い過ぎだと思うに違いない。業界人では無いので実際の金額は知らないが平均支給額は半額になったとしても100の代(当然万の位が付く)を下る事などありえないのである。
 
 急激にこんな体たらくになった根本的な原因は、価格統制と宅配システムを組み合わせたビジネスモデルが通用しない時代になってしまったからである。広告収入を増やすために公称発行部数を増やすために販売店に押し付けられていた押し紙(印刷された新聞の半分近くは購読者のいないゴミ)が成り立たなくなった為である。
 
 押し紙で無理やりゴミになる新聞を引き取らせる代わりに、折り込みチラシや報償金で補填するというのが今迄のビジネスモデルだったが、宅配業者の投げ込みの方がコストが掛からないとなれば、折り込みチラシなど誰も頼まなくなってしまい販売店の経営そのものが成り立たない時代が来てしまったのだ。

結論:カスゴミは自分達を棚に上げてエコロジーだ何だと偉そうな事を垂れるが、新聞などにするから無駄な古紙が発生する(古紙再生は無駄なエネルギー消費と環境汚染を招く)し、下らない番組を垂れ流すから電気の無駄遣いになるのだ。本当に金を出す価値の無いものなど世の中から消えてなくなっても誰も困らないのである。

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