火曜日, 5月 19, 2009

ひとつの見識

 感染者の名前まで公表する馬鹿(カスゴミ)がいるご時世に、現状の被害を考え新幹線を止めたりはしないという発表を行ったJR東海。普通に考えてインフルエンザで引き起こされる影響と、実際に新幹線を止めて与える影響を天秤に掛ければこう言う答えが出てくるのは当たり前なのだが、最初にそれを発表したのは大した勇気である。
 
 私の勤める会社(こんな人間でも首にならない会社も世の中にはある)でも、今更マスクの手配で右往左往しているが、つくづく日本人は危機に対処する訓練が足りないと実感している。まず、事前の準備をしないのがいけないのだが、当事者にならないと全く危機感を抱かず、いざそうなると取りあえず動いて騒ぎを大きくしてしまうのは危機管理の”いろは”さえ判っていない証拠なのである。状況に巻き込まれるのが一番不味い危機管理。そんなものならば、何もしない方がよっぽどまともな対応だと言う事が判っていないのだ。

結論:JR東海の今回の判断はひとつの見識だと思う。これに対してどんな反応をするかで、カスゴミの見識のレベルが明らかになるのだ。

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