ウォーレン・バフェット氏が、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)を”金融版の大量破壊兵器”と呼んだそうである。日本語に訳せば何の事はない”貸倒れ保険”なのだが、貸倒れが発生しない限り(経済が右肩下がりになりさえしなければ)保険金だけが入ってくる美味しい金融商品だったからバカみたいに市場に溢れてしまったわけだ。そして質の悪い事にCDSに再保険を掛ける(CDSのCDSを発行)連中が現われ、自分が買ったCDSが何を担保している保険なのかが全く分からなくなってしまった。そして、そんなものをファンドの中に混ぜてしまったのだからもう訳が分からないというのが現状だ。日銀のゼロ金利解除(タダだから日本で金を借りて世界で運用)が、サブプライムに火を付け、それがCDSを臨界点をこえてしまったのだ。臨界点を越えたCDSの連鎖反応を止める手だては放出される放射能(デフォルト)を全て吸収するしかない。75兆円程度ではどこにも足りないのだ。
結論:連鎖反応を起こすところなどまさに核兵器〔大量破壊兵器)である。
木曜日, 10月 02, 2008
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿