金曜日, 10月 10, 2008

ドイツでマルクスが再評価

 サヨクさんの主宰するページでは、”蟹工船”がベストセラーになったり、ドイツでマルクスが再評価されていると喜んでいるようですが、そんなもの読んでも何にもなりませんし、あなた方が正しかったという事でもありません。私も”蟹工船”読むくらいなら”怒りの葡萄”を読みなさいと書きましたが、読んで世の中が変わると言う意味ではありません。あれを読めばアメリカと言う国がどういう国かが日本人にも理解出来るだろうと言うだけの話です。基本的にアメリカ人の心情はあの頃と全く変わっていない野蛮な人達なのです。

 揚げ句の果てには「左翼」が再評価されていると言い出す始末。がちがちの左翼思想は新自由主義の前に否定された筈。今再評価しなくてはいけないのは強いて言えばプラグマティズム(経験主義)。右であろうが左であろうが有用なものは有用な限り利用し、そうじゃなくなったら捨て去るという事と経験から分かっているミスを繰り返さないと言う事に尽きるのです。

 新自由主義と言うのはやむにやまれず(アメリカ経済の疲弊)自由主義の悪い部分を純化した形で生み出された奇形種。それが間違っていたからってマルクスが正しい事にはならない。そしてマルクスの共産主義が成り立つのは資本主義が完成され全ての人々が豊かになった後の経済形態であって、旧ソ連のように等しく貧しくではない。つまり小泉以前(出来れば角栄最盛期)のような社会民主主義国家で経済を成長させた後にやってくるのが共産主義でなければいけないのだ。

結論:右か左か何て言っているから何時までたったって支配者に騙されてしまうのだ。前にも書いたと思うけどソ連もナチスもアメリカも同じ人が作った(金を出して育てたんですよ)。いい加減目覚めなさい。あんたらが馬鹿にする封建時代の人(幕臣)の方がよっぽど物の道理を見通していましたから。だから植民地にならずに済んだのです。

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