金曜日, 10月 24, 2008

人件費をコストだと考えたのでは...

 いつからこんなに酷い連中が経営者になれる時代になったのかは知らぬが経団連などと言う糞の集まりでは従業員をコストとしか捉えていないようである。それでいて物は買えと言うのだから虫の良い話もここ迄来ると末期症状だ。

 従業員は同時に消費者。給与を渋れば結果的に消費が縮小回り回って自分のクビを絞めると言う経済システムもわからずに企業経営を行っているのだとすれば今すぐ止めるべきだろう。商品の最初の消費者が従業員になる事が重要だと考えた松下幸之助は、終身雇用制度を考え出し不安を抱かずに働ける事が消費を拡大するのだと理解していた。

 短期的に見れば人件費を削減すれば利益は増えるが、長期的に見れば消費力を減退させてしまう四半期ごとに株主の顔色を窺うような経営では長期的な成長など望む事は出来ないのだ。

結論:日本経済が停滞しているのは経済改革が進展していないからだと言うバカが未だにいるが、安心して消費出来る雇用制度を破壊したのが本当の原因なのだ。基本的に日本人は借金してまで消費するほどバカではないのである。人件費はコストではなく投資なのだ。

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