プラザ合意以降、日本の経済政策はボロボロだったというのが今迄の私の評価だったが、ここに来て日本の取った経済政策は計画通りに粛々と進められた見事なものだったと考えを改めた。良い政策かどうかとなれば間違い無く最悪の政策だったが、シナリオを書いた連中にとっては完璧に計画通りだったのだ。
政府がやったこと
その1:プラザ合意で超円高を容認し米国に投資された日本の資産を棄損させた(円ベースで対米資産は一気に半分以下になった)
その2:対米投資の失敗で内向きになっている所で流動性を高め不動産バブルに資金を突っ込ませた
その3:金利を一気に引き上げ不動産バブルをハードランディング(崩壊)させ、底値で外資に譲渡
その4:いきなりBIS基準を持ち出して不良債権処理で弱っている銀行をガタガタにする(長期銀行が全て消える)
その5:時価評価基準に変更しITなどの実体のいかがわしい企業に資金を集め、経営者達を塀の向こうに落として外資に上前を刎ねさせる
その6:景気が回復しかけるたびに増税を行い景気回復を阻止
その7:内需向けの国債を発行せずに景気を後退させ、その間にアメリカ向け資金供給のためだけの国債を270兆近く発行してアメリカの運転資金を調達
結論:何時までたっても日本の景気が良くならないのは規制緩和などの改革が行われないからなどとほざくテキ屋上がりの首相がいたが、過去20年以上健全な経済成長が行えない政策を的確に行ってきたのだから景気が良くなる筈はなかったのだ。プラザ合意時に交わされたシナリオとは、破綻してしまった米国経済を糊塗するために日本が犠牲になって米国経済を支える事だったのだ。それがロックフェラーが書いた日本の経済政策の正体だった。どうやら、今度のシナリオはロスチャイルドが書いているようである。
火曜日, 10月 07, 2008
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