火曜日, 10月 28, 2008

虫の良い話

 世界が経済破綻状態になろうとしている現在。株式市場の時価総額は別にして、世界の資金源である日本の円だけが高騰している。オーストラリアやカナダのよう米ドルに連れて上げていた通貨の日本円に対する下落幅は笑っちゃうほどだが、急激な円高を受けて、半年前まではウハウハ気分だったSONYやキャノン、トヨタといった日本を代表する大企業が悲鳴を上げている。

 国内の消費を省みず(国内で人件費カット政策を断行)に、アメリカの借金まみれの消費で好業績を上げていた大企業は、ローン地獄に喘ぐアメリカの消費力の急激な落ち込みで売上を落としている上に、円高でさらに利益が悪化して政府に文句を言う始末だ。経団連という守銭奴集団の親分である”お手洗い”(名前がそもそも品がない)さんは、急激な円高を抑えるために為替介入を行うべきだなどと、自分達の売国行為を棚に上げて虫の良い事を平気で言うのだから流石は下賎な人間である。

結論:円安になる要素など全く無いのに小泉政権が米国債をごそっと購入した事によって、さんざん美味しい思いをしたのだからここらでバチが当るのは仕方がないのだ。日本が手助けしなければアメリカ経済の実力など、1ドル40円、ダウは4,000ドルがいいところなのである。

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