土曜日, 11月 24, 2007

SecondLifeが死んだ訳

 世間では、まだ死んでいないのかも知れないが既にご臨終のSecondLife。その一番の症状が過疎化だと言うのだが、SecondLifeはそのシステムの制約上過疎化しかあり得ない代物だったと知らない人が大多数だったようだ。

 どのような事かと言えば、同時に同じ場所(島らしい)に参加出来るのは数十人まで、これでは街ではない。多くの人が同時にアクセス出来る巨大アーケードやSCの様な物が存在出来なければ、偶然誰か(言葉の通じる)に出会うことなど殆どないのだ。更に会議室のように特定の人達に連絡して同じ時間(グリニッジ時間でだ)に指定場所に集まってもらう以外にコミュニケーションを取る方法が無く(同時性の制限)、blogなどのように好きな時間にアクセスしてコミュニケーションを取る事は不可能なのだ。もし約束の時間を相手が勘違いしていれば待ち合わせ場所で寂しく待ち続けるという自体になってしまい、SecondLifeがコミュニケーションの輪を絶つ現認になりかねないのだ。

 勿論、私がSecondLifeをダメだと言った最初の理由はコミュニケーションの問題ではなくリンデンドルという架空の通貨がドルという実在の通貨にリンクしているという胡散臭さ(言って見ればパスモの供託金を円天に積むような話だ)が、どうにも許せなかったのだ。

結論:電通が出てくると何か権威のあるしっかりした物の様に考えがちだが、電通はオリンピックまで仕切る大きな広告屋に過ぎない。形の無い物で銭を稼ぐと言う体質は非常に胡散臭いのである。

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