月曜日, 11月 26, 2007

貿易立国

 政府与党と経団連は貿易立国を目指そうと言っているようだが、現在の我が国の貿易依存度は18%程度。つまり経済の8割以上は内需が支えているのだ。間接的に為替などの影響は受けるが貿易の不振がそのまま経済の不振とはならない構造なのである。それに引き換え今を時めく中国経済の貿易依存度は80%を超過。外貨準備高で日本を上回ったというのも当たり前の話なのだ。

 中国は貿易で得ている利益をカバーするだけの内需を持っていないから、貿易が回らなくなればすぐに経済が破綻してしまう。だからこそ為替には敏感で、ドルからユーロと平気で乗換えを行うのである(アメリカと心中する気などあるわけがない)。中国経済を支えているのは一部の金持ち(それでも日本中の金持ちよりは多い)。普通の中国人は僅か20%にも満たないパイの中で生活しているのである。

結論:いくら金遣いが派手だと言っても、所詮借りてきた金で物を買っている国を相手に商売などしてはいけないのである。本当に金を払ってるのは日本なんだよ。

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