土曜日, 11月 24, 2007

地方公務員

 地方の税収が32兆円に対して地方公務員の給与が31兆円という話が出ていた。要は人件費に使ってしまったら、他に何かをする金など余っていないと言う話だ。こんな状態で地方分権など絵空事。地方公務員そのものも実態を理解していないので、危機感は皆無なのだ。それもこれも、地方公務員の実態が体の良い社会保障だからなのだが(地方自治体によっては同和の取り込み手段だったりする)、余裕のある金がないのだから地方に使う金は国から巻き上げてくるという発想になってしまうのだ。それが出来る役人と政治家に利権が付きまとうのは仕方ないだろう。

 地方公務員は日本全国で310万にいるらしいが、これは人口に準じる物ではないため当然田舎の方が比率が以上に高くなり(下手したら半分だったりして、そんなことはないか)、始めから赤字なのだ。

結論:地方が自立出来る仕組みも無しに地方分権など出来ない。恐らく江戸時代の藩毎にあった税収格差よりも今の方がよっぽど大きい筈だ。当事者意識の無い地方公務員(たかり体質が滲みている)に地方を任せたら日本は沈んでしまうのである。

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