月曜日, 10月 08, 2007

発想力が豊かだと言う事

 世の中には発想力が豊だと言われる人がいる。そう言う人にとっては物事には様々な答えがあり、決して一つの結論になるような事はない。そう言う人は一般的に頭が良いと思われているが実はここに大きな落とし穴がある。今回はそんなことを書いてみたい。私が大雑把に分類したところ(自慢じゃないが私は到って大雑把だ)、大きく分けて次の3つのパターンが考えられる。

発想力の豊かな人
その1:文句無しの天才。その知識量、ネットワークの複雑さが遠い関連に思えるもの同士を結びつけ全く新しい視点に立って発想する能力を持っている。こう言った人の発想にはデータに裏付けられた確固たる論理があるため話だけでは終らずに思考から物を生み出す事ができる。
その2:知識のネットワークが固着している人。常人とはかけ離れた発想をする本当の理由は、情報を取込む時に全く関係のない物に結びつけてしまうという関連付けに問題があるだけである。持っている情報のネットワークが壊れているために取りあえず、自分の都合の良いように解釈し、それを元に話をするのだが当然論理は成り立たないため、我田引水なコジツケで話をまとめようとするのだ。大体こういう人はどんなものでも自分の一番好きなものを肯定する方向で論を立てるのである。
その3:認知機能に障害がある人。所謂発想の視点が他者とは違うと言う人だが、本来得るべき情報でないものを取得してしまうためにとんでもない事を言い出してしまうだけの人である。一般的には基地外と呼ばれる人なのだが、知識が豊富だと天才だと勘違いされてしまう事も多い。天才と何とかは紙一重と言われる人なのだが、自殺しちゃうとか、施設に入れられちゃう事によって判別が可能となる。見た目は本当の天才と大して違わないので素人には見分けられないと言う大きな問題がある。
その4:単なる博覧強記の人。それなりの知識を持っているので、二つ三つの関連項目を結びつけてオリジナル風の発想をして見せる事ができるが、物事の本質を理解していないので本当の発想とは言えない。
その5:天の邪鬼。私などはその典型なのだろうが、人が黒だと言えばどうにかして白にしようと無い知恵を絞って逆の発想をしようとする。但し逆の発想なので、要は当たり前の発想の裏返ししかできない。真面目な人はそれで凄いなと思うのだろうが、何の事は無い一番の薄らバカなのである。

結論:本当の天才と言える人は世の中には数える程しか存在しない。要は発想力の豊かな人と言われている人の殆どは普通に物事を考えられないロクでも無い連中なのである。

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