月曜日, 10月 22, 2007

お役所仕事

 防衛省と厚労省でそれなりに騒ぎが起きているようだが、ワイドショーは若乃花の離婚やカメダの切腹を未だにネタにしているようである。今回新たに出てきた防衛省や厚労省の事件では無かった筈の書類が出てきたり(薬害肝炎の資料)、都合の悪い書類を破棄したり(航海日誌)している訳だが、民間の会社であればとっくの昔に、消えていた筈の書類がきちんと残っているお役所と言う組織が不思議に思える事だろう。

 薬害エイズじゃないが、何でそんなにヤバイ書類(自分たちにとって)をきちんと補完しているのだと思うのだが、これは書類がないと仕事が進まない(仕事をしていない事になる)ために、どんなに都合の悪い書類であっても保管すると言う習慣が身に染みついているからである。つまり、役所に都合の悪い書類は、いくらでも役所から発見されると言うということだ。

 話は突然変わるが、防衛省と言えばすぐにシビリアンコントロールと言う話になるが、日本で言われているシビリアンコントロールは間違っている。”文民(政治家)”が制服組をコントロールすることがシビリアンコントロールであり、文官が支配する事ではない。予算を握っている文官が勝手なことを出来るなどシビリアンコントロールが聞いてあきれるのだ。

結論:守谷天皇と揶揄された元防衛次官の悪さが表に出てきたのは、小池百合子が刺違えたからだが、官僚組織が事務次官の恣意で動いていると言う現状はまさに亡国(外務省や財務省は売国だが)なのである。

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