水曜日, 7月 07, 2010

ガラケーにSIMロック外しは意味がない

 docomoが2011年4月以降に発売される端末から「SIMロック」を外す方針であると日経が報じた。総務省のガイドラインに従って「原則としてSIMロックを解除する機能を導入する」との事で、要はデフォルトではSIMロックは掛けられていると言うことらしい。
 
 問題は、ガラケーと呼ばれている日本の携帯電話はキャリアのサービスと一体化している為に、ロックが外れることで電話としての機能しかない端末に成り下がってしまうことだ。私のようにケータイで一切ネットにアクセスしない(最近少しだけメールのやり取りが発生しいているが基本はApple製品でネットにアクセス)人間にとってみればケータイを選ぶ基準はデザインだけなので、SIMロックが無くなれば端末買い替えの動機付けになるだろうが、ネットと言えばケータイの人にとってみたら、SIMを取替えたらネットを失うことになってしまうのだから買い替えの動機になどなるわけはないのだ。
 
 SIMロックの恩恵が受けられるのはガラケーではなくスマートフォンユーザ。それも、iPhoneをdocomoで使いたいユーザだけだろう(他のスマートフォンは台数が出ていないので、そもそもユーザが殆どいない)。SIMを交換しキャリアを乗り換えたら、アプリもメールも音楽もほぼ全て失うのだからそんなことをする奴がいるわけないのである。

結論:docomoが真っ先にSIMロック外しを宣言したのは、外しても失うものは何もないからだろう。それとも4月以降はガラケーをやめる?そんな事あるわけないのだ。

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