月曜日, 4月 12, 2010

いつから二酸化炭素よりも核物質が安全になったのだ

 地球が温暖化しているという仮説の上に、二酸化炭素が原因だという屁理屈を乗っけて作り出された排出権取引と原子力発電の推進。「風が吹けば桶屋が儲かる」をバカにしてるくせにそれ以上にバカな話に平気で踊らされるのだから呆れたものである。何れは枯渇する化石燃料を浪費しないために省エネに励むのは結構だが、恐怖心を植え付けその恐怖心を金に替え、更には喉もとを過ぎて熱さを忘れた原子力発電を正義の味方として復活させるなど悪魔の所業としか言いようが無いのである。
 
 それなのに、唯一の被爆国(原発事故での被爆も含めればウクライナやアメリカも被爆国だが)が、政府(文部科学省。原子力委員会は1999年以降文科省の利権)主導でノー天気に、『わくわく原子力ランド』などという副読本を小学生(中学用は、『チャレンジ原子力ワールド』に配布し、原子力発電の良い点ばかりを擦込もうとしているのだ。公平に扱うなら同時に原子力の危険性(チェルノブイリや原爆の資料を見せ)を教えなければいけないだろう。副読本を読めば放射線は核燃料以外からも出ていて役に立つとだけ書かれていて、諸悪の根源扱いされている二酸化炭素は大きな違いなのだ。
 
 確かに10%を越える濃度の二酸化炭素を吸えば安楽死出来るが、自然界でそんな目に遭うことは滅多にない。もちろん原発が爆発することを日常茶飯事などとは言わないが、一度起こればチェルノブイリのように永久(僅か数十万年で生活可能になるとは思うが)に生活ができないその町に変えてしまうほどの影響を一瞬で与えることを教えないのは明らかに、悪質なプロパガンダだといえるだろう。
 
 劣化ウランで発電したりする原子炉や再処理なしで連続運転可能な原子炉の話題が大きく取り上げられているが、最終的な廃棄物が水のように無害なものになるわけではないことを忘れてはいけないのである。

結論:放射線の種類とそれを防ぐものが書かれていて、水があればどんな放射線も防げることを記述しているが、原発で問題なのは放射線ではなく核爆発の方。広瀬隆氏ではないが、そんなに原発が安全なら霞が関にでも作れば良い。送電ロスのない地産地消が一番効率的だと思うのだが...地震が起きたら心配?そんな危ないものは作らないに限るのだ。

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