水曜日, 4月 21, 2010

小選挙区は民意を反映しない

 民主主義そのものが素晴らしいという意見に素直に従う気は毛頭ない(各人が責任を持たない社会で代議員制は成り立たないから)が、小選挙区制度はその中でも民主主義を破壊する最たるものだろう。なぜならば民意を反映させるには票の重みに格差があってはならないからだ。違憲だと最高裁の判決を何度も受けながら三倍までならば良いなどという論拠のない数字で票の重みの格差を残した上で行われている選挙で民意が反映されるなど幻想なのである。もっとシンプルにして人口50万人を基準に(一番有権者の少ない鳥取県を元に)衆院議員の定員は1人とし各都道府県ごとに割り振って行けば、東京であれば20名、神奈川や大阪で14名、愛知や埼玉で11名、千葉10名、一番少ない鳥取県までの合計で172名。全国一律で落選者の中から得票数の多い上位28名を加えた200名。参議院は、各都道府県から2名の94名で構成したらどうだろうか(かなり乱暴だが少なくとも有権者数と代議員数は今よりも格差が小さくなる)。

結論:死に票だらけになる小選挙区制度は不公平なのだ。

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