火曜日, 3月 13, 2007

iPhoneはスマートフォンの定義を変える

 日本では出ないかも知れないiPhone。しかし、もしも出ればスマートフォンのユーザー層が広がる事は間違いない。スマートフォンと言えばビジネスマンが、これ見よがしに使う(俺って凄いだろう光線が出ている)ものなだけに、それを使っている女性(使っている女は既に女性じゃない)を見る事は殆どなかったわけだが、iPhoneは出来る事はスマートなのだがその目的は、あくまでもコミュニケーション(もちろんビジネスでも使える)と情報収集。スマートに使えるツールとして爆発的に広がる可能性を秘めている。

 これは任天堂のDSが全く新しいユーザーを掴んだのと同じことで、手付かずの市場を一気に取込む事が出来る唯一の携帯電話だと言える訳だ。そういうのを良くニッチと勘違いする連中がいるが、それは大きな間違いで今までのスマートフォンが狙っていたユーザー層こそニッチだったのである。Jobsは今までのスマートフォンがターゲットを誤っている(わざわざ需要の無いターゲット向けの商品を出している)ことを理解した上でこれならば後出しでもイケルと結論づけたのだ。

結論:商品を開発する上で一番大事な事は正しいターゲット(一番広い層を相手にしなければ意味がない)と見極め、その人達が必要とする機能を絞り込む事なのである。欲を出せばお化け(使いこなせないようなとんでもないもの)が出来上がってしまうのだ。

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