水曜日, 3月 14, 2007

ソフトしか持たないものとの違い

 まもなく(今週末には)AppleTVが発売開始される。これが世の中にどのような盈虚を与えるかは出てみなければ解らない部分が多いが、少なくともネットを介したビデオ機器としてはトップになるだろう。何故ならば既に成功しているiTunes Storeというバックボーンを持ったサービスのオプションとしてスタートを切る事が出きるからだ。

 新たにビデオやTV番組を購入しなくても既にiTunesの中にストックがあるならば、それを再生する事が出きる。そしてそのために発生するコストはAppleTVの購入費用だけだ。EUなどではAppleの囲い込み戦略が裁判沙汰に成り始めているが、それくらいにAppleのステップを踏んだ取り組みが成功したと言う事なのである。そして、それはAppleがハードとソフトを作っている唯一のPCメーカーだからこそ可能だったのである。

 もちろんMicrosoftだってハードを作っているという反論もあるかと思うが、あそこがやっているのはマウスやキーボードとゲーム機(ミュージックプレイヤーも出していたかも)であって、AppleのようにPC(Macと言うべきか)をコアにしたトータルでのサービスを提供してはいないので全く別物なのである。

結論:以前から書いている事なので耳にタコかも知れないが、ハードとソフトを持っている事がこれからの情報化社会では一番のアドバンスになる。スピードを要求される時代に自分たちでコントロール不可能な不確定要素が存在するなど愚の骨頂なのである。

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