火曜日, 3月 04, 2008

防衛省は期待通り?

 あたごだけではなくどうやら今度はエジプトで貨物船に接触すると言う事故を起こした海上自衛隊。軍事の全く分からない内局(背広組とえばっているが三流官庁の事務屋じゃないか)支配を文民統制と拡大解釈してきたために、有事に敏速に対応出来ない世界にも稀な軍隊を作り上げたのは戦後政治のツケなのだ。文民統制などと言っているが内局の実態は警察官僚の支配下にある。内局がどこを見て仕事をしているか何て分かりそうなもんだが、マスコミはそのことをおくびにも出さないので世間の人は知らないのである。

 ずっと、同じ事(趣旨)ばかりを書いているのだが、防衛省は他の官庁と同じで”お役所”。つまり手続を踏む事が仕事であって、物事に対処する事が仕事では無いのだ。今回の事故の報告が遅れたのも省内のヒエラルキーを守ったことが、原因なのだが誰もそこを責めたりしない。現場が事故を取り繕うとするよりも早く報告したとしても、情報が統幕から内局へと進んで行けば大臣に届く前に1時間や2時間経ってしまうのは仕方がないのだ。こんなことを言いたくは無いが、報告書にはきちんと各責任者の印鑑が押印されているに違いない。

結論:石破大臣は軍事オタクだが、軍事オタクは防衛大臣には向かない。外交とは武器を使わない戦争の事だと書いたが、武器を持った防衛省だからこそ外交能力が必要だ。武器と言うのは使わずに相手を屈服させるのが本来の役目。石破大臣にそれが出来るとは思えない(喋り過ぎなのだ)のである。更に今回の騒動がここまで目茶苦茶になった原因は事務方が全く機能していない何よりの証拠。内局の長である事務次官更迭は、直ちに行うべきである。

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