火曜日, 3月 11, 2008

国がどうにかしてくれると考えるから

 失われた14年とかの言葉で済まされがちな日本の構造的な欠陥の放置。実はその原因は国の援助ばかりを当てにする地方財政の仕組みにある。地方は国の金を当てにして箱物(含むインフラ)を作る地元の土建屋をベースにした経済モデルが当たり前だと考えてるが、実はそんなことを考えるから中央官僚の権力が強くなってしまうのだと理屈に気付いていないのである。実際には地方が自立しないから権力が強化されたのであって当てにしなければ中央官僚などただの事務屋に

 卵とニワトリの関係を履き違えた結果が何でもやってもらう中央官僚(何でもやれるようになってしまうしまうでしょ)を作り出してしまったのだ。中央官僚の考え出すモデルなどは電通の出す企画案と一緒で蓋を開ければ全国一律のネタの使い回しなのだ。

 昔、感性工学と言うどうでも良い下らない学会の会合に参加していた事があったが、ある時国土交通省か農水省の役人が感性工学をとり入れた事例紹介と言う事で発表を行った。内容は農業堰を地元に馴染むようにと感性工学を用いましたというのだが結局地名から連想される鹿だか何だかわからないが動物をモチーフにした水門を取って付けたように(明らかに取って付けただけだ)堰に組み込んだのだ。


結論:他人事ならばそんなバカなと思われるだろうが地方自治体と言うのはそんなバカに頼るくらい(実際は無駄な造作のため工賃は跳ね上がるのだ)大バカなのである。

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