水曜日, 3月 05, 2008

大きい事は良い事だ

 世の中には大きい事は良い事だと言う迷信がある(大きいのが良い事ならば恐竜は絶滅なぞしていない)。巨大企業であるMicrosoftも独占的な巨大企業であろうと努力してきたばかりに小回りの利かない木偶の坊に成り下がってしまった。

 独禁法違反で訴えられた時に、OSとアプリケーションが別会社になっていればもう少し小回りの利く会社になっていたかも知れないが、今更遅いだろう。根っこであるはずのOS部門がオフィス部門の下働き扱いになっているために、まともなOSを迅速に(約束通りの機能で)出荷される事が出来ないという末期症状を呈する事になってしまったのが、現在のMicrosoftなのである。

 ストックオプションを餌に使えなくなったMicrosoftはアメリカの中でも急速にサラリーマン化が進む企業になってしまった。Yahoo!買収をカンフル剤に使いたいのだろうが、もうMicrosoftには往時の勢いはないのである。

結論:大きいと言う事は非効率と言う事。規模では無くダイナミックに動けるかどうかが重要なのである。

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