木曜日, 12月 24, 2009

所得税以外のお金

 亀井さんが金ならあると言い、財務省は無いと言う。特別会計に積み上がっている余剰金と積立金の合計は既に200兆円を越えているが、財務省からすればそれは歳入にはカウントされない金なので無いことになり、それを役人が勝手に使っていることを知っている亀井さんからすればあると言う話になるわけだ。
 
 雇用保険や労災保険の年間の余剰金は例年1兆円以上あり(積立額は15兆円に近い)、それを雇用促進のため(失業手当ではなく雇用に使う)に使えば、働かずに不正に失業保険を受給している蛆虫を駆逐できる服次効果もあるのだ。現行の制度では働けないものと働かないものを区別する事はできない。働けないもののために雇用を作り出すのは国の仕事だと思うのだが...
 
 平成20年度の余剰金は30兆円(28兆円)を切っているが、税収が37兆円しかないことを考えれば非常に大きな金額(18年度は50兆円もあった)が、国庫に納まっている。この資金を国民のために使えと言うのが亀井さんの主張で、これは予定外の収入(いつか必要な時が来た時のためのストック)なので使えないと言うのが財務省の主張なのである。

結論:国民のためには使わないくせに、勝手に使っているのは如何なものと思うのだが...いくらかの積立は必要かも知れないが、掛け捨て保険が多少は返ってくるように余剰金は返却するのが筋だと思うのだ。

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