日曜日, 12月 13, 2009

着々と歩を進めるApple

 ストリーミングサービスのLaLaをAppleが買収したが、Appleの狙いはiTunesのライブラリをクラウド上に保存し、全てのコレクションをiPodに収めて持ち歩かなくてもいつでもどこでも自分のコレクションを再生できる環境をネット上で提供しようというサービスである。物理的な制限なしに音楽でもビデオでも外出先で利用できるサービスは、恐らくMobileMeのサービスのひとつに加えられるのだろう。
 
 合わせて、VoIPプロバイダーであるiCall買収の話もあると噂になっているが、これもMobileMeユーザーに携帯網を使わない音声通話サービスを提供するための準備だろう。そしてiPodには音声通話用の仕掛けを徐々に組み込んでいく。iPodが単なる音楽プレイヤーでなくなったことが証明しているようにiPodは進化を続ける。

結論:携帯網なしに通信を可能にすることで様々なサービスが可能になる。そして、それは既存のキャリアやメーカーには出来ないことだ(そんなことをすれば自己否定になってしまう)。Appleに勝ちたければAppleよりも先に自己否定をするしかないのだ。Appleは自己否定を出来るかって?Appleは既に何度も過去を否定してきているのである。但し、計画通りにだ。

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