iPhoneに良いところを全部持っていかれた形の2009年の携帯業界。Appleに儲けを渡すものかと頼みの綱にするつもりのAndroidが、キャリアに引導を渡す事になるのがこれからの数年だろう。
iPhoneでは子飼のキャリアに恩を売れず、天下りも出来ないからかは知らないが今一つ乗り気にならない日本の携帯キャリア。子飼のメーカーにも恩恵があると思いAndroidに各社名乗りを上げたが、ガラパゴスの中でAndroidを生かし切る事などは不可能。結局iPhoneで要求されているのと同じ土管サービス+キャリア独自のアプリケーション・ストア+ハードによる差別化で利益を出そうとするのだろうが、そんなことをしたのではAndroidの真価を発揮する事はできないのだ。
日本でAndroidが真価を発揮するにはどれだけ不必要なサービスと切り離すかなのだが、そうなればFOMAやEZWebを利用しないユーザが増えるだけで、つまらないサービスで小金を稼いでいたベンダーの駆逐とその上前を撥ねていたビジネスモデルが崩壊する。Androidと多機能を手にしたメーカーはキャリアの呪縛から離れ海外で勝負をすることになるだろう。
結論:iPhoneの対抗策としてAndroidを導入するのは良いが、AndroidはiPhoneと同様に純然たるインターネット端末。結局キャリア独自のサービスコンテンツを締めつける存在になってしまうだろう。AndroidでiPhoneに対抗しようがしまいが、何れはガラパゴスを止めなければいけいことに変わりはないのである。
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