木曜日, 10月 08, 2009

現代用語のKUSO知識 〜第14回〜

 亀井さんが捲し立てなくても流石に、化けの皮が剥がれた小鼠改革を支持するバカはいなくなったとは思うが(まだいたりするのが私には全く理解出来ない)、これで誰も口にしなくなるであろう小泉語が消えてしまう前にKUSO知識に残しておきたいと思うのだ。
 
聖域なき構造改革:言葉を単純に捉えれば自民党ががっちり掴んでいた利権にも手を入れるぞと言う意味に取れたため、経世会の悪しき利権政治を終らせ風通しのよい自民にするのかと思われたが利権は清和会に流れ、構造改革されたのは手を入れてはいけない聖域(日本的な社会民主主義的なセーフティ・ネット)の方だったのである。正しい言葉で表現すれば、”聖域をなくす構造破壊”なのだ。【同義語】痛みを伴う構造改革。痛みを伴うのではなく”痛みを与える構造破壊”が正しい。
成果主義:直接利益を生み出さない成果は一切評価しないで済むように考え出された評価制度。四半期決算で成果を上げられれば後はどうなろうと知った事では無いと言うヤクザな連中だけ美味しい思いが出来る素晴らし評価制度である。【類義語】やり逃げ、食い逃げ。
効率主義:机上の利益を増やすために全てのものを金銭に置き換えて算盤を弾くこと。直近の四半期の利益以外は眼中に無いため長期的な戦略と矛盾することでも正当化されてしまう。四半期中にバレないイカサマを考えついた人が泡銭を手に入れられるというヤクザものには願ってもない非論理的な考え方である。【類義語】唯物主義。症状が悪化すると社員が一人もいなくなれば利益が出るのにと考えるような経営者が評価されるようになってしまう。社員がいなくなれば会社が潰れる事を分かっていないのである。

 ヤクザと言う言葉が出てきたが、小泉政権でヤクザな政策が大手を振るようになったが、そういや小泉はヤクザの末裔だった。

結論:フリー(やり放題、構造破壊)、フェア(ご都合、ダブルスタンダード)、グローバル(寡占、派兵)。アメリカの正義は弱肉強食。日本の正義は和を以て貴しとなす。アメリカのスタンダードを日本に持ち込んだら正義が死んでしまうのは当たり前の話なのだ。

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