子どもの重症化顕著、発熱こんなとき注意と言う記事が朝日新聞に出ていた。タミフルを処方した5歳の子供が亡くなったのは非常に気の毒なことだが、タミフルを飲ませなければ良かったのにと指摘する人が少ないのはどうしてだろう。中にはタミフル耐性のインフルエンザだったのか、発症後2日以上経っていたのではないかとタミフルを擁護する発言をするバカまでいる始末だ。アセトアミノフェン以外の解熱剤を服用させると小児の場合インフルエンザ脳症など重症化する恐れがあるというが、そんなことは季節性のインフルエンザでも同じ事。新型と季節性の大きな違いはタミフルの処方数が桁違いに多いと言う事位である。
・呼びかけに反応しない
・意味不明のことを話す
・行動がおかしい
・15分以上けいれんが続く
こんな症状が出たら解熱剤を飲ませてはいけないと言うが、この症状はタミフルの副作用が問題化した時に指摘されていた症状と同じものである。これが原因で16才以下にはタミフルは処方してはいけないとされていたはずだ。鳥インフルエンザのように強毒性ならば、副作用も覚悟の上だろうが、季節性と比較して致死率が高い訳でもないインフルエンザに安易にタミフルを処方する理由など医学的には全くないのだ(利権としては処方する理由があると思うが)。
結論:新型だろうが中古だろうが弱毒性のインフルエンザに効いているのかどうか分からない薬を処方する必要はない。何も人気の無い薬を日本で無駄に消費する言われなど科学的にはないのである。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿