木曜日, 8月 06, 2009

マーケティングのKUSO知識

 不景気だと言われていても世の中には立派に成長している企業もある。私の大好きなAppleなどはその横綱(営業利益で3割以上、税引き後の利益で15%近くの利益率)だが、ヨコモジ連中(アナリスト、コンサルタントなど)の雑音を一切無視して世評に乗っからなかった事で現在の位置を掴んだのは間違いないだろう。というわけで今回はこの不況下に頑張っている企業をピックアップしてみたい。

頑張っている企業
ドン・キホーテ:計画を立てて目的買いをする人は決して足を踏み入れてはいけないお店。何故なら欲しい物を探すだけで腹が立ってくるからだ。客層の中心はちょっとガラの悪い人たち。お客さんを見ているとドンキというよりはヤンキーの方がピッタリくるのである。バッタ屋系。
ダイソー:消費はストレスの発散と考える人たちにとっては僅かな費用でお大尽気分を味わえる聖地。あと少し足すだけでパチモノ(メーカー品もあるが)でない本物が売っていると分かっているとたった百円でも高い買い物に思える人にとっては理解し難いお店である。バッタ屋上がり。
しまむら:少量多品種とユニクロの逆張りのお店。要は棚落ち品や在庫処分を掻き集めて売る商売から始めたのだと思うのだが、確かに同じ柄の服をきた人が町中に溢れるような事はないので、個性派には欠かせないお店である。都会はドンキが、地方はしまむらがヤンキー心をくすぐるのである。バッタ根性あり。
IKEA:腐っても北欧である。ヨーロッパと言っても、おフランスやイタコーのようにチーズ臭くない。ラテン系とは一線を画す知性が感じられるのだ。リーズナブルな価格でも貧乏臭さではなく理性を感じさせるのはマーケティングの成せる技か。ドンキがラテンならIKEYAはゲルマン。ヤンキーにIKEYAの敷居を跨がせてはいけないのである。

 IKEAは上品だが、それ以外はバッタ屋臭がするのは私の底意地が悪いからだろうか。マーケティングなんて屁理屈を捏ねる暇があったら売れるものを仕入れれば良いのである。売れるものが分からないのなら店じまいをするしかないのである。

結論:低価格が売りの業態が強いと言う事は貧乏人の比重が高くなったと言う事である。シェアを取ろうと思ったら貧乏人相手しか考えられないし、利益を確保したかったらAppleのやり方しかあり得ないのだが、残念ながら一日にしてAppleになることは不可能。Apple以外の企業は貧乏人を手懐けるしか方法はないようである。

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