水曜日, 8月 05, 2009

経済用語のKUSO知識 〜会計基準〜

 米国会計基準だ、SOXだ、IFRS(アイファース:国際会計基準)だと何の相談もなく基準がコロコロ変わってしまう昨今。銭勘定が苦手な経済音痴が適当な事を宣うKUSO知識も必要かと考えた次第である。
 難しい事は単純化しなければ分からないので自分勝手に単純化したので、恐らく根本的なところを間違えている筈、訳知り顔に人前で言ったりすると笑われてしまうので心の奥底で理解して欲しい。経済なんて所詮こんなものだとバカにしたい人には少しは参考になるのかも知れないのだ。

会計基準
旧来の日本の会計基準:単純化すれば現金会計。仕入れて売ってナンボ残ったかが利益の基準。使ったお金と得たお金の差額で経営状態を判断するというものである。現金化されない限り資産は簿価のままなので、含み損益を表に出すのは緊急事態の時だけという考え方である。営業損益>営業外損益となるのは預金残高が企業の死命を決めるからである。【いつもニコニコ現金払い】型
米国会計基準:単純化すれば言い値会計。四半期の時価評価で割り出される総資産額が企業価値の基準。国際会計基準の資産会計に近いが、こちらは株式や債券などの含み資産を利用してM&Aなどを行ない企業資産を大きくし、自社の時価総額の増加を利益に置き換える考え方である。営業外損益>営業損益となるのだが、基本的に本業が駄目駄目なだけである。子会社の持ち株比率などを工夫して自分に都合の良いように操作が可能である。【取らぬ狸の皮算用】型
国際会計基準:単純化すれば資産会計。期首の総資産と期末の総資産の差額が利益。市場価格が存在しない(公開市場がない)資産に関しては簿価なのだが有価証券など時価の存在するものは期首期末の時価で総資産を算出し差額を計算するのである。総資産の大きなホールディングなどにはありがたいものなのだろうが現業の利益なんかどうでも良いと言えなくもない。資産損益(含む営業損益)。ヨーロッパの財閥や貴族のように表に見えてこない天文学的な資産を抱えていても帳簿に載っていなければ会計上はアンタッチャブル。国家と同じように簿外取引が基本なのではないだろうか。【脱ぐと凄いんです】型

結論:経済を勉強した人はこんなものを見てもKUSOの足しにもならないのである。

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