月曜日, 8月 17, 2009

コンテンツビジネスのビジネス・モデルの組直し

 今迄のビジネスの常識からすれば人気のあるものから利益を得るのが正しい商売のあり方だったが、これからはニッチな物から利益を上げるという形に改める時代になってきたように思える。他所に類似品(サービス)があるものではお金は取れないし、人気のあるコンテンツから料金を取ってはいけない。要は人気のあるコンテンツは撒き餌なのだ。
 
 廃盤になっているアナログ版はネット・オークションでとんでもない取引価格になることが多いが(私が中古屋にアナログ版200枚を5,000円で引き取ってもらった中の数枚はそれだけで数万円で売られていた)、そういったニッチなコンテンツは通常の流通経路に乗せてもペイ出来るものではないからこそネットでのビジネスが成り立つのだ。
 
 良い事ではないが過去の人であった酒井法子の旧譜が、覚せい剤事件でクローズアップされたためにiTunesで売上1位を獲得するなどと言う現象が起こった(現在は全データを停止)。恐らくCDショップには殆ど並んでいなかっただろうから、iTunesから購入した訳だ。

結論:中古市場(本来の古本など)の価格を見れば分かるように、ベストセラーには本当の価値はない。リミットを設けそれを越えたら無料にするというのが、デジタルコンテンツの正しい売り方なのかも知れないのだ。

0 件のコメント: