月曜日, 9月 13, 2010

iPhoneアプリ開発ツールの制限緩和、Androidの台頭も影響か

 開発ツールに縛りをかけると一方的に宣言したApple。非難轟々だったために緩和したとの捉え方もあるかも知れないが、同時に緩和されたアプリ内広告を見れば解る(AdMobが流れる無料アプリは今でもたくさんある)ように実際には宣言ほど厳しいものでは無かったような気がする。許されていた言語はObjective-C、C、C++とJavaScriptだけだったが、極論すればFlashを使っていなければ構わなかったのではないだろうか(現行のアプリの中にはUnityなどでクロスコンパイルされているものも多いとお見受けする)。
 
 今回制限が緩和されたモバイル広告だって実際は宣言のように厳密なものではなかった(フリーのアプリの広告は殆どがAdMobだ)し、多分にアドバルーンの要素が強いものだったのだ。最初に現在の方針を出したのではより甘いものを要求されたろうが、完全に排除すると宣言した上での今回の発表であれば、それ以上の要求をしてくることなどあり得ない。Androidの台頭で焦ったのだと言う捉え方をする人もあるようだが、単なる交渉術を使っただけの話だったのだ。

結論:Jobsが喧嘩を吹っかけたことによってFlashがレガシーであるとレッテル張りに成功したのだから、それで十分だったのだ。Appleに批判的な開発者は完全にJobsの術中にハマったことに気付いていないのかも知れない。

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