木曜日, 9月 30, 2010

シャープが「Galapagos」と命名した訳

 ITに絡んでいる人間からすれば「ガラパゴス」は何ら肯定的な意味合いを持たない言葉である。あえてそれを自社の新製品に付けたシャープの狙いはどのあたりにあるのかと疑問に思われている方も多いだろう。私が開き直ったと書いたのはそう言う理由からだったのだが、良く考えてみればApple製品をウォッチし、それに敵対しそうな商品をボロクソに書くことだけを目的にしている私のような人間は、世の中の主流ではない。テレビCMだけを見て使い物にならないことも知らずにドコモのXperiaを買おうとする人こそ世の中のメインストリーム。Andoroidを持ち上げる記事を目にし、XperiaとDesireに入っているAndoroidの違いも分からないのが普通で、購入後の苦情を恐れる販売員にXperiaはやめた方が良いと諭されて普通のガラケーにするか、SoftBankにするかを初めて考えるのだ。
 
 そんな人からすれば、ガラパゴスという名前はダーウィンで初めて聞いて最近やたらと耳にする事が多くなったカタカナ言葉に過ぎない。Andoroidが組込み機器用に開発されたOSで様々なバージョンがありPC用のOSでないことなど考えたこともない人からすれば、ガラパゴスは最近やたらと耳にする旬な言葉なのである。

結論:何の宣伝もしなくてもみんなが知っているから言葉だからIT業界でどう思われようと構わないと判断してガラパゴスとしたに違い無い。業界人が買うことはないので関係ない訳だ。

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