水曜日, 2月 10, 2010

出版業界不況の本当の理由

 返本が半分になろうとしているこのご時世に、懲りもせずに新刊本を山のように印刷している出版業界。取次と再販制度言う便利な仕組みがあることを良い事に自助努力をしてこなかったのだから、こうなることは始めから分かっていた事なのである。
 
 出版業界の一番の問題点は、ベストセラー狙いとブックオフの隆盛。蔵書したくなるような中味の濃い本が無くなり、ブックオフによる古本の流通チャネルが出来てしまえば町の本屋さんは廃業に追い込まれマーケットそのものは縮小している。それなのに今まで通りに本を出そうと言うのだから景気が良くなる事などあるはずもない。
 
 中には紙のメディアは終ってデジタルにシフトして行くのが出版不況の原因みたいに考えている人もいるようだが、売れもしない本を大量に印刷する事が原因であってデジタルシフトは全く別の話なのである。そして、その原因は価格に柔軟性のない再販制度と売れていない事が実感できない取次店制度にあるのである。

結論:デジタルシフトが新しい出版業界のビジネスモデルだとすれば、再販制度と取次店制度の廃止を先に行わなければいけない。それを温存したままで儲けたいなどというのでは虫が良過ぎると言うものなのだ。

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