土曜日, 2月 13, 2010

シビリアンコントロールの肝

 北沢防衛相が、陸上自衛隊の連隊長が「同盟と言うのは『信頼してくれ』という言葉だけで維持できるものではない」と発言しただけで、「現場の指揮官が政治や外交について言及している。シビリアンコントロールの観点からきちんと整理する必要がある」と発言して、処分を検討しているそうだ。
 
 北沢防衛相は、どうやらシビリアンコントロールを言論統制のことだと考えているようだが、どんな考えを持っていようが命令に従う限りシビリアンコントロールは成り立っている。シビリアンコントロールの観点からきちんと整理すると北沢防衛相はシビリアンコントロールを全く理解していない事が明らかなのである。
 
 くだんの件を大臣に耳打ちしたのは、相も変わらず防衛省の背広組。背広組の付けた予算を素通りさせるのはOKなのに、制服組だと意見を言うだけでシビリアンコントロール問題になるとは...背広を着ていようが防衛省の役人はシビリアンコントロールの対象なのに...

結論:シビリアンコントロールは防衛省に予算をつけないことだと知らないから、こういう的外れな事を言うのだ。制服組を苛めるのがシビリアンコントロールだなどと勘違いしているとクーデータを起こされるぞ。

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