金曜日, 11月 27, 2009

日銀が何にも策を講じない訳

 ドバイの不動産バブル崩が現実視され始めたからかは知らないが、デフレでどうにもならないと嘆いている日本を尻目にドルやユーロが対円で急落した。このまま放っておけばアラブの政府系ファンドはデフォルト(現在5兆円の債務超過で返済延期を要請)に陥り、連鎖して再び世界中のファンドが弾け飛ぶ事だろう。どんなに大きなファンドだったかは知らないが所詮は人の金で運用していただけの話、自分で稼いだ金を蓄えている日本とは手持の資金の意味合いが全く違ったのだ。
 
 そんな張り子のトラをカスゴミはサブプライムが破綻するまで、さんざっぱら持ち上げたのだからお笑い草だが、資金運用だけで景気を底上げしていた国は軒並み崩壊へと進んで行くのだろう。日本のデフレを終らせるために更なる流動化をしろと世界中の金融資本が騒いでいるのに一人日銀だけは全く反応を示さないが、日本の景気回復を望んでいないだけなのかと思っていたが、どうやら本当の狙いは世界中の金融を崩壊させる方にあるのではないかと言う気がしてきた(前にも書いていたことだが)。

結論:デフレなのに日銀が何も策を立てない状態で一番影響の少ない国は、実は日本である。ゼロ金利を解除しただけで世界中の経済が崩壊しかけた事で日本の実力を知ったヨーロッパの国際金融資本(ロスチャイルド)は、食い物にする積もりだったゆうちょを生延びさせる方法で世界の支配を盤石にする(アメリカを黙らせる)作戦に切り替えたようである。このまま進めば、日銀がFRBに取って代わるのは間違いのない事のようだ。そうなった時に日本人のためにお金を使ってくれるかは保証の限りではないのだが。

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