”ハケンの品格”などと言うドラマが作られた年に、”派遣業者の品格”を疑う事件が起きたのは幸いである。従来の派遣法の規程を緩め、何処の馬の骨とも分からないような魑魅魍魎が跋扈し、フリータや就職難民に職を与えると言う大義の元に悪どい事を平気で出来るようにしたのが規制緩和の正体だ。そもそも、規制緩和前から派遣業を営んでいた”テンプスタッフ"、”パソナ”、”スタッフサービス”などは特殊なスキルを持った人材を期間契約で企業に派遣するというものだったが、現在問題を起こしている”グッドウィル”などは、日雇い人夫の手配師でしかない。もともと興行に関わっていた(コンサートの場内整理)のだからお里は知れる(ヤクザとずぶずぶの関係)。そんなところで働くくらいならば荷役でもやった方が間違いなく高給が取れるのだ。
さて、ここで疑問だが、何でそんな胡散臭い会社をマスコミは持ち上げたのだろうか。最近のテレビコマーシャルを見れば分かるように、スポンサーをやっているのは押しも押されもせぬ大企業(リコールだって隠し通せるくらい大きくF1用のサーキットを持っている会社など)か、パチンコのように何かありそうな企業。その何かありそうな方に入っていたのがNOVAやグッドウィルだった訳だが、そういうところはテレビを利用してイメージで人を集めようとしているため、結構な金を落としてくれるお得意様な訳だ。持ち上げれば持ち上げるほど...後は書けない。
結論:日雇い人夫として働く方が給料がましだとマスコミが書けば良いのだ。もちろん、そんなことをしてもスポンサー料は一切入ってこないのだが。マスコミは、金にならないことはしないのである。
金曜日, 12月 28, 2007
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