月曜日, 12月 03, 2007

消費税アップの本当の理由

 誰からも肯定されない消費税アップ。その前にする事はいくらでもあるのに、放っておくと財政破綻を防ぐには消費税の税率アップしかないと言う話が首をもたげる。揚げ句の果てには消費税と言う名前が悪いんじゃないかと頓珍漢なことを言うバカまで現われる。消費税のアップを言い出しているのはご多分に漏れず財界人だが、何でこんなことを言うのかと言えば自分たちにとって直接利益に関わるからなのだ。

 どういうことと疑問に思われている方のために解説をすれば、大企業に取って消費税は払わなくて良い税金だということだ。そんなバカな(一般的に消費税が免除されるのは零細企業や個人商店と思われている)と思われる方は、輸出戻し税でどれだけ大企業が儲けているかを調べればスグに分かる事である。大トヨタなど今年は2000億円を超える差益を上げていて管轄の税務署は赤字になってしまったくらいだ。日本を代表する上位10社の合計は還付だけで1兆円を越える。差益は税額に比例するので消費税が上がれば自動的に実入りが増えると言う算段なのだ。

結論:法人税の税率を思い切って下げ、その代わりに輸出戻し税のようなイカサマを無くさなければ日本は立ち行かなくなる。消費税の値上げを財界人が望んでいる理由を白日の下に曝すのがジャーナリストの役目じゃないだろうか。

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