月曜日, 6月 22, 2009

金正雲訪中報道

 朝日新聞だけが金正雲が極秘に訪中し、胡錦濤首席と会談したと報じ、それ以前に読売では命を狙われている(側近が粛正されている)金正男を中国が保護したとの報道もあった。読売の報道に対して中国から何の反論もなかったが、朝日の報道に対し中国は「そのような状況は承知していない」とやんわりと否定した。ここで、黙ってしまえば良かったのに朝日は更に、訪中詳細と金総書記の長男正男氏も同会談に同席していたと続報したのである。それに対し中国側の秦副局長は、「日本の方々は東洋の含みのある言い方が理解できるに違いないと思っていた。まだ理解できないようなら今日はもう一歩進めて事をはっきりさせる」「私も関係メディアの報道を読んでみたが、まるで『007』の小説のようだと思った。彼らが次のシリーズで何を書くのか、私には知る由もない」と述べたのだ。

結論:明らかに中国側は金正雲が後継者だと今の段階で認める気はないし、今後もそうなって欲しくはないと考えている。朝日はスクープのつもりかも知れないが、現在進行中の北朝鮮の権力闘争に利用されている自覚が全く無いか、キャプテンに乗取られているかのどちらかなのだろう。

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